7.12.2008

北京のダンス事情

関東は、夜が涼しくて過ごし易くなってきました。

先日から目黒から川口に拠点を移し、埼玉県人デビューです。
駅チカなので、周りには沢山のショップやレストランもあってかなーり満足です。

都内のリハ会場までは1時間掛かってしまいますが、そこは早起きでカバー。
なんとか頑張ります。

さて、北京の情報をココらで少しまとめてみます。

今回は、5泊だけの滞在だったので、行動には限界がありましたが、北京市内のスタジオやショップやナイトクラブ、現地のダンサーとも話しも出来たし、仕事のミーティングも幾つかこなせたし、観光も出来たし、美味しいレストランも行くことが出来たりで、すごく満足しています。
現地のスタッフの方々には本当にお世話になりました。

まずは、目的であったダンスシーンの視察について。
自分の無知さ加減を理解して頂いた上で、今回、実際に触れて感じたことを綴ります。

今回、北京で直接ダンサーの知人が居ないという状況、日本で下調べはしていたのですが曖昧な情報しか得れず、現地で情報の再確認をしなければいけないという状況でした。にも関わらず、現地スタッフの力添えもあり、最終的には現地でレッスンをされている日本人ダンサーの方や、中国人のスタジオ・オーナーの方などと話しを聞くことが出来、レッスン見学やイベントのDVDなどを見せてもらうことが出来ました。

感想、現在の中国は、他の諸外国と変わらずダンス人気があり、若い子が熱中し、真剣にレッスンに取り組み、イベントに参加し、すごく熱い心を持っているな、と。

話しを聞くと、中国の各地でダンススタジオがあり、ダンサーが居ると。北京よりも他の都市(上海、香港、広州など)の方が盛り上がっていたりもする、とのこと。ポッピンやロッキンなどのオールドスクールが人気がある、など流行の情報も得れました。

規制緩和が進む中国で、実際に、いつからヒップホップ文化やダンス文化が中国で始まったのか今は分かりませんが(個人的には3~4年だと推測しています)、また、他のダンス先進国に比べて社会構成が遅れているのは明らかですが、その人口や過去のエンターテイメントやパフォーマンスに対する姿勢から世界のダンス大国と呼ばれる日も遠くないのでは、と期待できます。

また、近年言われる中国の格差問題が言われますが、多くの人が生活に余裕が出てきています。自由に使えるお金と時間が出来、自分への投資、子供への投資が増えているということ。健康や美容、教育や趣味に対する投資がもっと増えているのではないかと思います。

また反対に、ストリートダンスという文化の根底にある、貧困層の人や子供の遊びという部分を考えれば、本当のストリートダンスを教えるためには中国でどこまで一般の子供たちの中に浸透させることが出来るのか、という事が大事になるようにも思えます。ダンスを通じて富裕層から集めたお金を貧困層と呼ばれる一般層に還元させることが出来ないものかと考えさせられます。

また、そういった文化が浸透することにより、他国との文化交流、青少年交流がもっと出来るのではないか、国際交流の発展に繋がるのではないか、などと一人熱く考えさせられたりしました。

まぁ、他の都市を回ったわけではないので、そーとー想像の域を脱せませんが、次回は色々な所を訪問出来ればと思います。

面白かったのは、あるスタジオに併設してあるストリート系のショップに「LRG」のTシャツがズラッと並んでたのですが、値段は1500円でした・・・。安すぎるやろ!笑

まぁ、表も裏もある国です。
用心に越したことはないですね。

ま、これからの中国のダンスは要チェックです。

P.S. Galleryに北京滞在中の写真を少しUpしました。個人的なものではありますが、街の雰囲気を味わって下さい。

P.P.S. 歩き疲れた足にはマッサージを。2時間で1500円ぐらいでした。最高です。

0 件のコメント: